ファクタリングにかかる手数料は会社によって大きく異なります。相場としては5％～30％くらいとなるようです。同じ会社でも売掛金債権の信用によって手数料が変わってきます。売掛先が信用のある会社ならば、低い手数料で買い取ってくれるでしょう。

逆に、信用がない会社の場合には手数料が高くなるか、そもそも買取りを断られてしまいます。2社間ファクタリングなのか、3社間ファクタリングなのかによっても大きく手数料が変わってきます。後者の場合には手数料が1％～5％程度とかなり安くなります。なぜ3社間では手数料が安くなるのかというと、会社のリスクを減らせるからです。

3社間では取引先の同意を得て契約を結びます。そのために、売掛金を回収できる可能性が上がるのです。しかし、多くの企業は2社間のほうを選ぶようです。3社間のほうでは取引先の同意が必要になるので、ファクタリングを利用したということが知られてしまいます。

日本ではファクタリングを利用する企業というのは倒産のリスクに直面していると見られてしまい、信用を失う傾向があります。少なくとも資金操りで失敗をしているから売掛金債権を売らなければならないのだろうと考えられます。そのため、今後の取引のためにも取引先にバレずに行える2社間のほうが人気があるようです。銀行で借りるよりも手数料ははるかに高くなる傾向なので、まずは銀行融資を検討してみましょう。

消費者金融で借りたほうがまだ利息が安くなるという意見もあります。